【完】恋の治療は保健室で

「あたしに出来るかな？」

「出来るよきっと」

「そういえば出発するのっていつですか？」

「次の週末だよ。見送りに来てくれるのかい？」

「当たり前です。あたしは先生の...」

「僕の大切な恋人だからね」

「そうだ！卒業式の時にあたしの方を見ながら言ってましたよね？あれ凄く恥ずかしかったです／／／」

「ごめんね。話している時に見つけちゃったからつい」

「次からは気をつけて下さいね」

「奏」

「何ですか？」

「好きだよ」

「また急に...！いつもずるいです」

「大人はずるい生き物なんだよ」

「んっ！」

「これが最後のキスとなると辛いな」

「また帰ってきた時に出来ます」

「そうだね。その時は奏からしてほしいな」

「・・・！！」

「ほんと飽きないな奏といると。帰ってきた時が楽しみだ」

「それってもう決まっているんですか？！」

「嫌だった？」

「嫌じゃないです！」

「ありがと」