毒づく糸目のホンノネは
スマホ、パソコン、書店、動画配信
あらゆる手段で
あらゆる可愛くなる方法を調べた。
調べに調べまくった。
生まれて初めて 鏡で自分をまじまじと見た。
重い一重、ゲジゲジな眉、脂ギッシュなお肌。
なんて最悪なんだろうって驚愕した。
こんな姿で 今までわたし生きてこれたんだ。
無関心て怖いな。気づけてよかった。
それからというもの私の学校の机には
美容本やら雑誌やら、
とにかく自分磨きに必要なグッズが山積みになっていった。
変わっていくそんな私を、
クラスメイト達は不信げに見つめてた。