今夜、家庭科室で泊まりません？

｢いい加減にしろよ｣
誰かに言われてしまった
まさか私の事！？
もっと紗弥は泣いた…
｢お前…1年のくせにいきがん…｣
言葉が出なくなったらしくて…
｢いい加減にして！1年は黙れ！｣
もう辛くて顔をあげることが出来なかった
｢お前…顔上げな｣
私は顔を少しあげたすると見覚えのある顔
｢あ…あっ…｣
そのまま倒れてしまった

｢………｣
気がつくと白い天井
学校の天井だ
｢ようやく起きましたか？｣
｢あ…あの…あなたは｣
｢覚えろよ…ほらっ｣
名札を取り出した…名札を見ると
そこには｢石崎優雅｣と書いてあった
｢まさか優雅さんなんですか？｣
｢ええそうですよ｣
あっというまに時間が過ぎた
気がつくと時計は午後3時だ
｢ちょっ！あなた私の娘に何を！｣
｢お母様落ち着いてください…｣
｢落ち着けるわけ！｣
｢お母さん！やめて！｣
｢俺は紗弥さんを見てたんです｣
｢…｣
お母さんは静かになった