君の隣で
どれくらいたったんだろう。
あたしは喉が渇いて目がさめた。
おでこにはタオル。
あ…、陸人は…?
ベットサイドのテーブルに、ペットボトルの水と薬。
メモ書きで、
《起きたら薬飲めよ!
あと台所にお粥あるから食えよ。俺の自信作だからな!!
なんかあったら電話して》
お粥!?
自信作って…陸人が作ったの??
張りきってる陸人が浮かんで、笑顔になる。
陸人手作りのお粥は、自信作って言うだけあって、美味しかった。
窓の外を見ると、陸人の部屋に明かりがついてる事に、また安心して。
それから薬を飲んで、眠りについた。
すごく幸せな気持ちで。