ほんとは、ずっとキミのこと、

先生とのあの夜

<新乃>

先生はいつも優しかった。
私のことを気遣ってくれて。
この瞬間が永遠に続いてほしい。
いつもそう思った。


「新乃、高校どうするの?」
「まだわかんない」
「この街の子は県外に行きたいってよく言うって聞いたけど?」
先生はタバコを吸いながら言う。
「私は、この街出たくないな、せっかくお父さんが遺してくれた家あるし、不自由してないもん」
「じゃあ南高校?でも新乃の成績じゃもったいないよ」
先生は窓を開けて私のいるベッドに寝転んだ。
「そんな進路指導みたいなこと言わないで、瀬川せんせっ!」
私は先生をこづいた。

先生は私を抱き寄せ、私の背中から腰を優しく撫でた。
「んっ…」
どうしてか、いつもよりドキドキした。
「新乃、俺は、、先生なんかじゃないよ、、」
苦しそうな先生の顔。
先生が私の手をベッドに押さえつける。
そして私の身体に舌を這わせた。
リップ音が響く。
「ぁ…ん…」
先生の熱い目と目が合う。
「足、開いて」
「………バカ」
先生は脚の片方を持ち上げると、舌を這わせた。
ゆっくり太ももを伝う熱い舌に我慢できなくなる。
「…っ……」
先生の頭が脚の間に埋まる。
先生がそこを唇で挟むように、突起に触れてくる。割れ目を緩く舐め、吸い上げ、私のナカへも入る。
「んっあ!ぁ……ん……は、ぁ…」
快感がせり上がる。
「気持ちい?」
その感触に腰が震える。
「…ぁ……っ、せ、ん…せっ…窓閉めなきゃ、聞こえちゃう…」
気持ちいい。
頭がぐらぐらするくらい気持ちいい。
思わず先生に腰を押し付けてしまう。
「…ぁん……っ!」
突起に吸いつかれ、唇全体で含まれて舌で舐められて。
「…っあ、んんっ……ぁあ!!」
一気に快感が全身を襲って、身体が震えてしまう。
「可愛い」
そして先生の熱いモノが私の中に入る。
「っ、んっ」
顔を歪めて感じる先生の姿を見るのが大好きで愛おしい。
先生が激しく動きだした。
「っあ、ん……」
抱きしめあったままで、腰を強く打ちつけられる。
「に、の……」
激しく揺さぶりながら先生が私を呼ぶ。
真っ白になりかけた頭。
全身を痙攣させながら私は絶頂に達した。
そして熱いものがナカに噴き出されるのを感じた。

眩む意識の中に私は、
「愛してる」
そう、言われた気が、した。

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