ほんとは、ずっとキミのこと、
「瀬川!」
朝の4時。
俺は窓から瀬川の帰っていく姿を見かけ、窓から外に飛び出した。
「シーっ、にのちゃん起きちゃうから。彼女ちょっと鳴かせすぎたかな?」
瀬川はヘラヘラ笑いながら俺を振り返った。

ーーーービシッ

「痛っ」
「ふざけんなよ!にのの気持ちわかってんのか?もう来んな」

俺は子どもだ。
何にもできない。

「安心して。工藤のたーーーいせつな彼女はもう俺のことセフレだとしか思ってないよ、それに俺だけじゃないみたい。俺の吸わないタバコがあったから。ビッチになったね〜にのちゃんは」

瀬川はそう言って車で去っていった。



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