ほんとは、ずっとキミのこと、
その後、私はその場にいた3人の男が果てるまで使われた。
佐井寺先輩の姿は見えなかった。

「にのちゃん、気持ちい?」
「にのちゃん濡れてる」
「あぁ、イク、、、」
「すぅごいおっぱいだね、、」
「もう一回イっていい?」


頭の中でずっとこんな言葉が響いている。


私はバンに乗せられて知らない草むらに捨てられた。
遠くにタンポポと踏切が見えた。


私の盗撮写真は誰が撮ったんだろう。
先輩はきっとそいつに絡まれて私を紹介したんだ。
でもどうして?
頭の痛みが酷い。

こんな自分いらない。

もう何もかもやめてしまいたい。
私は私を貫くのに疲れてしまった。


お母さんとお父さんが死んだ日。

先生と愛し合った日。

私はいつのまにか周りが作り上げた柊新乃に疲れてしまった。

「大きな一軒家に一人で住んでるらしいよ」
「家政婦さんを雇ってるんだって」
「それにしても、ほんと綺麗だよねえ」
「だって頭もいいんだよ」
「初体験は小学生だって」
「先生と恋愛するのも仕方ないよね」
「俺、昨日ヒイラギのことオカズにしたw」
「でも美人だよな」
「憧れる」




ーーーーーーパーンッ


私は踏切に向かって歩く足を止められなかった。
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