こじらせ社長のお気に入り
「あれから、すごく頑張ったから。勇斗に最後に言われた言葉で、今の自分じゃダメだって思ったの」
「当時、人伝に柚月の変わり様は耳にしてた。そうか……柚月が変わったきっかけとなった男が俺か……うん、悪くないな」
「なにそれ。意味深に聞こえちゃう」
「そう聞かせてるの」
「えっ?」
ちらっと勇斗の方を見る。
当時も、明るくてかっこよくて、人気のある人だったけれど、今はさらに大人の色気も加わって、魅力が増している。
そんな彼から、なぜか熱い視線を向け返されて、ドキドキしてしまう。
「柚月、連絡先は変わってない?」
「う、うん」
「俺もだから。また連絡する」
どうして?と尋ねる前に、エントランスに着いてしまった。これ以上、私的な話はできそうになくて、曖昧なまま2人を見送った。
「当時、人伝に柚月の変わり様は耳にしてた。そうか……柚月が変わったきっかけとなった男が俺か……うん、悪くないな」
「なにそれ。意味深に聞こえちゃう」
「そう聞かせてるの」
「えっ?」
ちらっと勇斗の方を見る。
当時も、明るくてかっこよくて、人気のある人だったけれど、今はさらに大人の色気も加わって、魅力が増している。
そんな彼から、なぜか熱い視線を向け返されて、ドキドキしてしまう。
「柚月、連絡先は変わってない?」
「う、うん」
「俺もだから。また連絡する」
どうして?と尋ねる前に、エントランスに着いてしまった。これ以上、私的な話はできそうになくて、曖昧なまま2人を見送った。