こじらせ社長のお気に入り
「笹川ちゃん、ちょっと……」
「はい。なんでしたか?」
「藤原社長が来るのって、今日の午後じゃなかった?」
「えっ?」
今朝社長に伝えた今日の予定に、来客はなかったはず。すぐさまタブレットでスケジュールを確認するも、やっぱり来客の予定はない。
でも、確かに藤原社長の来社のメールは受けていたはず。それがいつの予定だったのか……
メールアプリを呼び起こして、藤原さんからのメールを確認していく。
あった。
来社は……今日の15時になってる……
「す、すみません。見落としていました。今日の15時です」
「やっぱりそうだよね」
今日この後の予定を、もう一度確認していく。来客と外出の予定はなく、ひとまず安心した。
唯一入っていたのは、社内会議だけだ。その唯一の予定が、見事にバッティングしている。
「も、申し訳ありません。社内会議とバッティングしています」
いろいろ考えていて集中しきれなかったなんて、言い訳にならない。私に期待して迎え入れてくれた会社に対して、あまりにもお粗末な有様だ。
「はい。なんでしたか?」
「藤原社長が来るのって、今日の午後じゃなかった?」
「えっ?」
今朝社長に伝えた今日の予定に、来客はなかったはず。すぐさまタブレットでスケジュールを確認するも、やっぱり来客の予定はない。
でも、確かに藤原社長の来社のメールは受けていたはず。それがいつの予定だったのか……
メールアプリを呼び起こして、藤原さんからのメールを確認していく。
あった。
来社は……今日の15時になってる……
「す、すみません。見落としていました。今日の15時です」
「やっぱりそうだよね」
今日この後の予定を、もう一度確認していく。来客と外出の予定はなく、ひとまず安心した。
唯一入っていたのは、社内会議だけだ。その唯一の予定が、見事にバッティングしている。
「も、申し訳ありません。社内会議とバッティングしています」
いろいろ考えていて集中しきれなかったなんて、言い訳にならない。私に期待して迎え入れてくれた会社に対して、あまりにもお粗末な有様だ。