こじらせ社長のお気に入り
「一目惚れ……だったんだ」
「えっ?」
「一目で笹川ちゃんを好きになったんだ。単なる外見が好みなだけだって思い込もうとするのに、一生懸命な君を見ていたら、その内面までどんどん好きになっていく。止めようと思っても、止められなかったんだ」
心臓がうるさいぐらいドキドキ鳴っている。思わず、胸の前で両手を握りしめた。
「一旦は距離を置こうとしたのに……君と有原さんが親しげに話しているのを見たら、気が狂いそうで…………たまらなく不安で…………自分から突き放しておいて、こんな都合のいいこと言うなんて卑怯なのに。
有原さん、元カレなんだろ?」
「……はい。学生の頃、私が最後に付き合っていた、自分を変えるきっかけになった人です」
「そうか……よりを戻すの?」
不安げで、寂しそうな目をする社長を見ると、こちらまで切なさが増してくるから困る。
「私がひどかったせいで、あの人を傷付けてしまって……今さら会うのが怖くて、避けてたんです。でも、無理やりとは言え二人で会って話をして、彼が私に対して怒ってるんじゃないってことがわかりました。
というより……もう一度付き合ってほしいと言われました」
「えっ?」
「一目で笹川ちゃんを好きになったんだ。単なる外見が好みなだけだって思い込もうとするのに、一生懸命な君を見ていたら、その内面までどんどん好きになっていく。止めようと思っても、止められなかったんだ」
心臓がうるさいぐらいドキドキ鳴っている。思わず、胸の前で両手を握りしめた。
「一旦は距離を置こうとしたのに……君と有原さんが親しげに話しているのを見たら、気が狂いそうで…………たまらなく不安で…………自分から突き放しておいて、こんな都合のいいこと言うなんて卑怯なのに。
有原さん、元カレなんだろ?」
「……はい。学生の頃、私が最後に付き合っていた、自分を変えるきっかけになった人です」
「そうか……よりを戻すの?」
不安げで、寂しそうな目をする社長を見ると、こちらまで切なさが増してくるから困る。
「私がひどかったせいで、あの人を傷付けてしまって……今さら会うのが怖くて、避けてたんです。でも、無理やりとは言え二人で会って話をして、彼が私に対して怒ってるんじゃないってことがわかりました。
というより……もう一度付き合ってほしいと言われました」