こじらせ社長のお気に入り
「けじめをつけるためにも、今のままを希望します。でも、時間外は別です。ランチタイムは一緒に過ごしてもらえませんか?」
「笹川ちゃん!!」
ずっと、誘われても断ってきたし、そもそも誘われないようにガードしてきただけに、すごく嬉しそうな顔を向けられる。
なんだか、社長の後ろにブンブン振れる尻尾が見える気がするんだけど……
「笹川さん、さすがですね。この人の扱いが上手いです」
「いえ。私も一緒に過ごしたいって思ったので」
私の言葉に一瞬目を見開いた副社長は、次の瞬間、優しい笑みを浮かべた。
「あの人が一途なことは、私が保証しますよ。手のかかる人ですが、末永くよろしくお願いしますね」
す、末永く……ですか。
なんだか2人によって畳みかけるように、いろいろなことを進められてる気がするのは、気のせいだろうか……
「笹川ちゃん!!」
ずっと、誘われても断ってきたし、そもそも誘われないようにガードしてきただけに、すごく嬉しそうな顔を向けられる。
なんだか、社長の後ろにブンブン振れる尻尾が見える気がするんだけど……
「笹川さん、さすがですね。この人の扱いが上手いです」
「いえ。私も一緒に過ごしたいって思ったので」
私の言葉に一瞬目を見開いた副社長は、次の瞬間、優しい笑みを浮かべた。
「あの人が一途なことは、私が保証しますよ。手のかかる人ですが、末永くよろしくお願いしますね」
す、末永く……ですか。
なんだか2人によって畳みかけるように、いろいろなことを進められてる気がするのは、気のせいだろうか……