必殺スキル<子守り>だけで公爵夫人になっちゃいましたが、ほのぼの新婚ライフは幸せいっぱいです
すると、ちょうどその子が目を覚まし、エイミをじっと見つめた。
「か、可愛い! というか、よく見たらお顔がそっくり。三つ子ちゃんだったのねー」
三人は蜂蜜色の美しい巻き毛を持つ美形兄弟だった。
「いいなぁ。なんて、綺麗な髪!」
忌まわしい黒髪のエイミにとっては、美しい金髪は憧れそのものだ。
「というわけで、あちらのベッドで少し休んでくださいね。起こして欲しい時間があれば、言ってくださ……」
エイミは男を振り返ったが、彼はすでに柱に背中を預けて座りこんでいた。エイミが子供を預かったことで、気が抜けたのだろうか。
エイミは彼に近づき、かたわらにしゃがみこむ。規則正しい寝息が聞こえてきた。
(やっぱり。こうして見ると綺麗な顔をしてるんだわ)
大男の寝顔は、なんだか可愛らしかった。
「いくら私が腕力に自信があっても、あなたをベッドに運ぶのは無理ですよー」
エイミは小声で大男にささやいた。そして、ベッドから毛布を拝借してきて、彼にかけてやった。
「か、可愛い! というか、よく見たらお顔がそっくり。三つ子ちゃんだったのねー」
三人は蜂蜜色の美しい巻き毛を持つ美形兄弟だった。
「いいなぁ。なんて、綺麗な髪!」
忌まわしい黒髪のエイミにとっては、美しい金髪は憧れそのものだ。
「というわけで、あちらのベッドで少し休んでくださいね。起こして欲しい時間があれば、言ってくださ……」
エイミは男を振り返ったが、彼はすでに柱に背中を預けて座りこんでいた。エイミが子供を預かったことで、気が抜けたのだろうか。
エイミは彼に近づき、かたわらにしゃがみこむ。規則正しい寝息が聞こえてきた。
(やっぱり。こうして見ると綺麗な顔をしてるんだわ)
大男の寝顔は、なんだか可愛らしかった。
「いくら私が腕力に自信があっても、あなたをベッドに運ぶのは無理ですよー」
エイミは小声で大男にささやいた。そして、ベッドから毛布を拝借してきて、彼にかけてやった。