必殺スキル<子守り>だけで公爵夫人になっちゃいましたが、ほのぼの新婚ライフは幸せいっぱいです
9章 初めてのお出かけ
堤防工事は予定よりずいぶん早く終わった。エイミに会いたい一心で、ジークが十人前くらいの働きを見せたからだ。
お坊ちゃん育ちで、肉体労働には縁のなかったゾーイも、彼なりに一生懸命頑張った。全然役には立たなかったが……まぁ、なにせゾーイのことだ。働いたというだけで、立派なものだろう。
ちなみにアルは、口は出すが手は一切動かさない主義だった。
「おかえりなさい! ジーク様」
エイミは帰宅した夫を、満面の笑みで出迎える。
「ただいま。留守を守ってくれて、ありがとう。子供達は元気か?」
「はい、もちろん! みんな、ジーク様の帰りをこころ待ちにしていましたよ」
子供達とたわむれるジークの後ろ姿をエイミは愛おしそうに見つめていた。
(あぁ、やっぱりジーク様がいてこそのハットオル家だわ)
お坊ちゃん育ちで、肉体労働には縁のなかったゾーイも、彼なりに一生懸命頑張った。全然役には立たなかったが……まぁ、なにせゾーイのことだ。働いたというだけで、立派なものだろう。
ちなみにアルは、口は出すが手は一切動かさない主義だった。
「おかえりなさい! ジーク様」
エイミは帰宅した夫を、満面の笑みで出迎える。
「ただいま。留守を守ってくれて、ありがとう。子供達は元気か?」
「はい、もちろん! みんな、ジーク様の帰りをこころ待ちにしていましたよ」
子供達とたわむれるジークの後ろ姿をエイミは愛おしそうに見つめていた。
(あぁ、やっぱりジーク様がいてこそのハットオル家だわ)