必殺スキル<子守り>だけで公爵夫人になっちゃいましたが、ほのぼの新婚ライフは幸せいっぱいです
「初めての告白みたいね?」
「烏ちゃんへのプロポーズより緊張してるんじゃないか?」
リーズとアルは完全に楽しんでいる様子だった。
「だー! なんだよ、はっきり言ってくれよ。出てけってんなら、出てくよ」
とうとうナットがきれた。
「違う! 出ていって欲しいなんて思ってない。俺はナットを……実の息子みたいなものだと思ってる」
「……そんな照れるほどの内容かしら?」
「ジーク様にとってはそうなんだろ」
「もうっ。すっごく大切な場面なんですから、ふたりは黙っててください」
こそこそと話している三人にナットの視線は冷たい。
「お前ら、三人とも黙っとけよ」
「「「はぁい」」」
「お前がこの城で一人前になって、巣立っていって、いつか奥さんと子供を連れて遊びにきてくれることを想像してた。俺が死ぬときには、ナットやリーズの子供達にも囲まれてって……そうなったら、どんなに幸せかと夢見てた」
ジークは懸命にナットに語りかける。
「烏ちゃんへのプロポーズより緊張してるんじゃないか?」
リーズとアルは完全に楽しんでいる様子だった。
「だー! なんだよ、はっきり言ってくれよ。出てけってんなら、出てくよ」
とうとうナットがきれた。
「違う! 出ていって欲しいなんて思ってない。俺はナットを……実の息子みたいなものだと思ってる」
「……そんな照れるほどの内容かしら?」
「ジーク様にとってはそうなんだろ」
「もうっ。すっごく大切な場面なんですから、ふたりは黙っててください」
こそこそと話している三人にナットの視線は冷たい。
「お前ら、三人とも黙っとけよ」
「「「はぁい」」」
「お前がこの城で一人前になって、巣立っていって、いつか奥さんと子供を連れて遊びにきてくれることを想像してた。俺が死ぬときには、ナットやリーズの子供達にも囲まれてって……そうなったら、どんなに幸せかと夢見てた」
ジークは懸命にナットに語りかける。