必殺スキル<子守り>だけで公爵夫人になっちゃいましたが、ほのぼの新婚ライフは幸せいっぱいです
番外 ジークの事情その2
ジークはそのたくましい外見に似合わず、酒に弱い。そのため滅多に飲むことはないのだが……エイミを送り出した後、珍しくひとりで酒をあおった。
はぁ、と大きなため息も出る。
ひとりで飲んでいても、鬱々とするばかりだ。アルでも誘おうかと思いついたところに、ちょうどよく扉の向こうからアルが声をかけてきた。
「ジーク様。入ってもいいですかね?」
ジークは扉を開けて、アルをまねきいれた。
「あぁ、ちょうどお前を呼ぼうかと思っていたところだ」
アルはテーブルの上の酒瓶とジークを見比べだ。大した量は飲んでいないようだが、結構酔いが回っているみたいだ。
「弱いんだから、無理しないでくださいね」
「お前は強いんだから、付き合え」
はぁ、と大きなため息も出る。
ひとりで飲んでいても、鬱々とするばかりだ。アルでも誘おうかと思いついたところに、ちょうどよく扉の向こうからアルが声をかけてきた。
「ジーク様。入ってもいいですかね?」
ジークは扉を開けて、アルをまねきいれた。
「あぁ、ちょうどお前を呼ぼうかと思っていたところだ」
アルはテーブルの上の酒瓶とジークを見比べだ。大した量は飲んでいないようだが、結構酔いが回っているみたいだ。
「弱いんだから、無理しないでくださいね」
「お前は強いんだから、付き合え」