恋愛回数券


「お願いだから…帰るなんて言わないでよ!!!お願い!!!この日をずっと楽しみに待ってたの!!!」



折角の化粧もドロドロに崩れ…笑いこけてしまぅ滑稽な姿で懇願していた。


その姿が俺の満足感へ誘う。
“支配”と名のドス黒い欲がぅすら笑う。



「ドースッかなあ。」


俺はわざとけだるそうに呟いた。最後の女の言葉を待った。

そぅ、必ず言う言葉を…




「お願い!!!!何でもするから!」


“ほら、来た”


俺は、心意でにんまりと微笑んだ。これで、今日も貢がせる。

俺はひとつ舌打ちをして、女を腕の中に招いた。

女は…おえつに苦しみながら、“ありがとう”を繰り返していた。


まったく、女ッて奴はバカだ。


俺は、その日、女の財布を全て空にし、追加で通帳の一桁を無くすまで使わせた。

その後…礼に、抱いてやった。

『抱く』と言っても、俺の一方的な『性欲処理行為』に過ぎないが…

女は、俺の下で何度も鳴いていたっけ…
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