新婚未満のかりそめ初夜~クールな御曹司は淫らな独占欲を露わにする~
「いや、違うよ。……小川さんは厳しいことで有名な人だったんだ。気に入らない営業には冷たいしな。さっき川端がやっていた品出しも、普通は誰も嫌がるものなんだぞ? 重労働だし、営業のやる仕事じゃないってな」
「そうだったんですか? 私はてっきり、誰もがやることだと思っていました」
大きく目を見開いて驚く川端に、また笑みが零れた。
「大変じゃなかったのか?品出しは」
「いいえ、とっても勉強になりました! 小川さんから棚割りについてもアドバイスをいただきまして。今度の新商品フェアでは、エンドで大々的に展開してくれると言ってましたよ」
嬉しそうに言う川端の話に耳を疑う。
「本当か?」
「はい。今度の商談で最終的に決めるとは言っていましたが」
どれだけ小川さんは川端のことを気に入ったんだ? Sスーパーで大きく展開してもらうのが、どれほど大変か……。
「すごいな、川端は。営業のセンスがある」
「え? そんなっ……! 私なんてまったくですよ」
謙遜する彼女に「そんなことない」と言い、続けた。
「小川さんは気難しい人なんだ。そんな人相手に話を弾ませ、品出しも嫌がらずに喜んでする。前の会社で身につけたのか? そのスキルは」
ブラック企業だと言っていたが、教育面はしっかりしていたのだろうか。
気になって聞くと、川端は複雑な表情を見せた。
「そうだったんですか? 私はてっきり、誰もがやることだと思っていました」
大きく目を見開いて驚く川端に、また笑みが零れた。
「大変じゃなかったのか?品出しは」
「いいえ、とっても勉強になりました! 小川さんから棚割りについてもアドバイスをいただきまして。今度の新商品フェアでは、エンドで大々的に展開してくれると言ってましたよ」
嬉しそうに言う川端の話に耳を疑う。
「本当か?」
「はい。今度の商談で最終的に決めるとは言っていましたが」
どれだけ小川さんは川端のことを気に入ったんだ? Sスーパーで大きく展開してもらうのが、どれほど大変か……。
「すごいな、川端は。営業のセンスがある」
「え? そんなっ……! 私なんてまったくですよ」
謙遜する彼女に「そんなことない」と言い、続けた。
「小川さんは気難しい人なんだ。そんな人相手に話を弾ませ、品出しも嫌がらずに喜んでする。前の会社で身につけたのか? そのスキルは」
ブラック企業だと言っていたが、教育面はしっかりしていたのだろうか。
気になって聞くと、川端は複雑な表情を見せた。