新婚未満のかりそめ初夜~クールな御曹司は淫らな独占欲を露わにする~
「お礼を言うのは俺のほうだよ。ありがとう、涼。……じゃあ一度、涼のご両親にご挨拶に行かないとな」
「うちの両親にですか?」
「当然だろ? ふたりで暮らすんだから。それも結婚を前提として、な」
付け足し言われた言葉に、顔が熱くなる。それに気づいたのか、ジョージさんは「ん?」なんて言いながら、私の顔を覗き込んできた。
「もう、ジョージさん見ないでください」
「それは無理。照れている涼は最高に可愛いから」
恥ずかしがることなくサラッと言われ、ますます照れくさくなる。するとジョージさんの笑いは増すばかり。
しばし笑った後、ジョージさんはむくれている私の頬を撫でた。
「悪かったよ、笑ったりして。……でも俺の目には、どんな涼も可愛く見えるんだ。むしろ涼が悪い」
「なんですか、それ」
さらに頬を膨らませると、ジョージさんは無邪気に笑う。
「まずは涼のご両親に挨拶をして、それから俺の両親にも会ってほしい。……俺との結婚は申し訳ないが、普通の結婚とはいかない。涼には色々と苦労をかけると思う。でもなにがあっても俺が守るから」
「……はい!」
まるで本物のプロポーズのような愛の言葉に、また泣きそうになる。
「うちの両親にですか?」
「当然だろ? ふたりで暮らすんだから。それも結婚を前提として、な」
付け足し言われた言葉に、顔が熱くなる。それに気づいたのか、ジョージさんは「ん?」なんて言いながら、私の顔を覗き込んできた。
「もう、ジョージさん見ないでください」
「それは無理。照れている涼は最高に可愛いから」
恥ずかしがることなくサラッと言われ、ますます照れくさくなる。するとジョージさんの笑いは増すばかり。
しばし笑った後、ジョージさんはむくれている私の頬を撫でた。
「悪かったよ、笑ったりして。……でも俺の目には、どんな涼も可愛く見えるんだ。むしろ涼が悪い」
「なんですか、それ」
さらに頬を膨らませると、ジョージさんは無邪気に笑う。
「まずは涼のご両親に挨拶をして、それから俺の両親にも会ってほしい。……俺との結婚は申し訳ないが、普通の結婚とはいかない。涼には色々と苦労をかけると思う。でもなにがあっても俺が守るから」
「……はい!」
まるで本物のプロポーズのような愛の言葉に、また泣きそうになる。