青春sparkling
ふとスマホを見れば、LINEを開いていて。
ふとLINEを見れば、1番上にまさがいる。

そんなことが当たり前になっていた。
寝る前に声を聞いて寝ると
自然と安心して深く眠れた。
深く眠れた日は、気分も良かった。
時には10時間以上も電話した。
毎日の電話が生活の一部になっていた。
毎日の日常に変わらないものがある。
それがどれだけ幸せなことで
それがどれだけ奇跡なのか
あの時の私は知らなかった。

「眠いなら寝ても良いよ」
「大丈夫」
「やっぱりマサの声聞くと落ち着く」
「気のせいだろ」
「そして眠くなる」
「いゃ、寝ろ」
「嫌だ」
「どっちだよ笑」

何気ない会話に心が弾む。
その日1日何かあってもその時間があることで
私の心が浄化されて流されてく。
そんな毎日がずっと続けばいいのにと
心のどこかで願っていた。
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