時の止まった世界で君は
星翔side
なつみちゃんに主治医が変わることを説明したその日の夕方、染谷先生は午後から手術が入っていたので早速俺一人での回診となった。
なつみちゃん、凹んでるかな…
そう思いながらノックをしカーテンを開けて病室に入ると、予想に反してケロッとした様子のなつみちゃんがいた。
凹んでいるどころか、テレビの子ども向け番組を見て楽しそうにしている。
「なつちゃん、楽しんでるところごめんね。回診に来たよ。」
そう言うと、なつみちゃんは口をとがらす。
「えー、いまあ?あとがいいなー」
そう言いながらも、なつみちゃんは体の向きを変えて布団を捲ってくれる。
「ありがとう、すぐ終わらせるね。」
聴診とその日の様子が書かれたカルテを見て問診をして、すぐに夜の回診は終わり。
「おっけー、お邪魔してごめんね。」
「だいじょぶだよー、じゃーね」
そう笑顔で手を振ってくれるなつみちゃんからは、全く悲しい空気なんて感じられなかった。
なつみちゃん、凹んでるかな…
そう思いながらノックをしカーテンを開けて病室に入ると、予想に反してケロッとした様子のなつみちゃんがいた。
凹んでいるどころか、テレビの子ども向け番組を見て楽しそうにしている。
「なつちゃん、楽しんでるところごめんね。回診に来たよ。」
そう言うと、なつみちゃんは口をとがらす。
「えー、いまあ?あとがいいなー」
そう言いながらも、なつみちゃんは体の向きを変えて布団を捲ってくれる。
「ありがとう、すぐ終わらせるね。」
聴診とその日の様子が書かれたカルテを見て問診をして、すぐに夜の回診は終わり。
「おっけー、お邪魔してごめんね。」
「だいじょぶだよー、じゃーね」
そう笑顔で手を振ってくれるなつみちゃんからは、全く悲しい空気なんて感じられなかった。