時の止まった世界で君は
「起きてるのしんどかったら、1回寝ようか?その方が楽?」
そう聞くと、なつは小さく頷いて俺に抱っこを求めるように手を広げた。
「…ごめんな、辛い思いさせちゃって。」
抱きしめたなつからは熱い体温が伝わってくる。
言葉に上手くできないだけで、本当は体全体がしんどいのかもしれない。
「なつ、お熱ありそうだから熱計ろうね。」
俺に抱きついたままのなつの脇に体温計を挟む。
少しして体温計が鳴り表示を見ると38.6の文字。
「やっぱり熱あるか…。」
体がしんどいなら解熱剤を入れてあげたいけど、あまり薬に頼りすぎるのもさせたくない。
とりあえず、冷えピタだけ貰ってあとは瀬川に連絡して判断を仰ごう。
俺の主観が入った判断はやっぱり、よくないから。
なつは動いてくれそうもないので、ナースコールで看護師さんに冷えピタをお願いし、PHSで瀬川に連絡を入れる。
ご飯は食べれそうにないかな…
テーブルを退かして、未だ俺に抱きついたままのなつに布団をかけてやる。
数分して、看護師さんが来ると、冷えピタをくれて代わりにご飯を下げてくれた。
「なつ、冷えピタ貼ろうか。そしたら、ちょっとしんどいの楽になるからね。」
小さく頷いたのを確認して、汗をかいている額を拭ってから貼ってあげる。
冷たさに驚いたのか、少しピクっとした様子のなつだったが、すぐに気持ちよさそうに目を閉じた。
そう聞くと、なつは小さく頷いて俺に抱っこを求めるように手を広げた。
「…ごめんな、辛い思いさせちゃって。」
抱きしめたなつからは熱い体温が伝わってくる。
言葉に上手くできないだけで、本当は体全体がしんどいのかもしれない。
「なつ、お熱ありそうだから熱計ろうね。」
俺に抱きついたままのなつの脇に体温計を挟む。
少しして体温計が鳴り表示を見ると38.6の文字。
「やっぱり熱あるか…。」
体がしんどいなら解熱剤を入れてあげたいけど、あまり薬に頼りすぎるのもさせたくない。
とりあえず、冷えピタだけ貰ってあとは瀬川に連絡して判断を仰ごう。
俺の主観が入った判断はやっぱり、よくないから。
なつは動いてくれそうもないので、ナースコールで看護師さんに冷えピタをお願いし、PHSで瀬川に連絡を入れる。
ご飯は食べれそうにないかな…
テーブルを退かして、未だ俺に抱きついたままのなつに布団をかけてやる。
数分して、看護師さんが来ると、冷えピタをくれて代わりにご飯を下げてくれた。
「なつ、冷えピタ貼ろうか。そしたら、ちょっとしんどいの楽になるからね。」
小さく頷いたのを確認して、汗をかいている額を拭ってから貼ってあげる。
冷たさに驚いたのか、少しピクっとした様子のなつだったが、すぐに気持ちよさそうに目を閉じた。