時の止まった世界で君は

なつの夢

















「障害があるなんて聞いてない!!!!!!私無理よ!!!障害がある子を育てるなんて!!!!!!!!!!せっかくお腹を痛めて産んだのに!!!障害があるなんてたまったもんじゃないわ!!!!!!私もう帰る!!!!もうこんな子いらないっっ!!!!!!!!!!!!」

「ちょっと!お母さんっ!待ってください!!」

「そうよ、お母さん、落ち着いて、取り乱しちゃう気持ちもわかるけどね」

「離して!!!!!私はもう帰るの!!!!!!!!!!こんな子私の子じゃないから!!!!」





「……大丈夫だよ、俺らはちゃんと君を守るからね。せっかく産まれてきたんだ、頑張って生きような。俺らも精一杯サポートするからな。大丈夫、大丈夫。誰がなんと言おうと、君はちゃんと生きるんだよ。……他の人よりちょっとしんどいこともあるかもしれないけど、頑張って乗り越えていこうな。大丈夫、俺らがついてるからね。まずは明日の手術、頑張って乗り越えるよ。まずはそこが1つ目の山だ。それ乗り越えられたら、君は強い子だからきっと何があっても頑張れるよ。な?だから、一緒に頑張ろうな。大丈夫、大丈夫。」

「先生、すいません、少し診てもらいたい子がいるんですが…」

「ああ、今行きます。…………じゃあな、また後で様子見に来るから。その時までちゃんと待ってるんだぞ?頑張って生きるよ。」


















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