時の止まった世界で君は
宏樹side
手術を終え急いで術着を脱いで小児科病棟へ向かう。
俺の手術の方が予定時間も長かったし、なつの手術はもうだいぶ前に終わっているはずだ。
もしかしたらまだ麻酔とか疲労で寝ているかもしれないけど…
謎の焦りをおぼえながら病室に向かう。
はやくなつに会いたい。
はやくなつの姿を見たい。
なつの姿を見て安心したい。
その気持ちが自然と俺の歩調を速めた。
部屋の前に着きそっとドアを開ける。
病室は静かだった。
部屋の中に規則正しい機械音が響いている。
なつはまだ眠っていた。
頭に包帯を巻かれ、酸素マスクやその他にも色々な機械に繋がれたなつは、少し痛々しくて何回もこの姿を見ていても、慣れるものではなかった。
でも、とりあえず安心した。
なつはちゃんと戻ってきた。
胸を上下させちゃんと息をしている。
当たり前だけど、その当たり前が嬉しかった。
「よく頑張ったね」
今は頭を撫でられないから代わりにそっと手を握る。
手術による熱のせいかなつの手はいつもより熱かった。
俺の手術の方が予定時間も長かったし、なつの手術はもうだいぶ前に終わっているはずだ。
もしかしたらまだ麻酔とか疲労で寝ているかもしれないけど…
謎の焦りをおぼえながら病室に向かう。
はやくなつに会いたい。
はやくなつの姿を見たい。
なつの姿を見て安心したい。
その気持ちが自然と俺の歩調を速めた。
部屋の前に着きそっとドアを開ける。
病室は静かだった。
部屋の中に規則正しい機械音が響いている。
なつはまだ眠っていた。
頭に包帯を巻かれ、酸素マスクやその他にも色々な機械に繋がれたなつは、少し痛々しくて何回もこの姿を見ていても、慣れるものではなかった。
でも、とりあえず安心した。
なつはちゃんと戻ってきた。
胸を上下させちゃんと息をしている。
当たり前だけど、その当たり前が嬉しかった。
「よく頑張ったね」
今は頭を撫でられないから代わりにそっと手を握る。
手術による熱のせいかなつの手はいつもより熱かった。