正反対なドッペルゲンガー -君が幸せになるなら-
私の名前は 七瀬 茜
今日から 天乃風高校に入学する生徒だ。
私がこの高校に入った理由はただ1つ。
奏と一緒の高校に入りたい。
奏というのは、私の双子の姉だ。
私と奏はおんなじ年に、おんなじ日に産まれた。
私達双子の姉妹は、誰にも負けないくらい仲が良かった。
奏は私に優しくしてくれて、勉強に運動に工作に…なんでも出来る美少女だ。私はそんな奏に憧れていた。抜かせはしないが、ずっと追いかけていたいと思った。
だから奏と一緒の高校に入る為、私はここを受験をした。
この高校はかなり偏差値が高かった。確か…80何とかだったような…。
私は勉強だけは出来たので、受験も無事受かった。奏も容易く受かっていた。
そして、今日は入学式。
この高校の制服をきちっと着こなし、家族で校門を通り 中へと入っていった。
私と奏は校舎の中へと入り、それぞれのクラスに入って自分の席に着く。
廊下側の前から3番目の席。…名簿順とかでは無いらしい。適当かな。
「流石に奏とはクラス違うよなぁ…」
私は1人で小さく呟き、廊下の方を見た。
その時。
「あははっ!…でさぁ〜」
廊下で数人の友達と楽しそうに喋っていたその人。
その笑顔が、とても素敵だった。元気を貰えるような笑顔…。
そして溶けるような優しい声…。
私がその人を見ていると、その人は視線に気づいたのか私の方を向いた。
「!」
私は顔を赤くした。体も熱く感じる。春なのに、真夏のようだ。
するとその人は、ニコッと笑い その人の友達の方へと顔を戻した。
ドックン
恋に落ちる音がした。
今日から 天乃風高校に入学する生徒だ。
私がこの高校に入った理由はただ1つ。
奏と一緒の高校に入りたい。
奏というのは、私の双子の姉だ。
私と奏はおんなじ年に、おんなじ日に産まれた。
私達双子の姉妹は、誰にも負けないくらい仲が良かった。
奏は私に優しくしてくれて、勉強に運動に工作に…なんでも出来る美少女だ。私はそんな奏に憧れていた。抜かせはしないが、ずっと追いかけていたいと思った。
だから奏と一緒の高校に入る為、私はここを受験をした。
この高校はかなり偏差値が高かった。確か…80何とかだったような…。
私は勉強だけは出来たので、受験も無事受かった。奏も容易く受かっていた。
そして、今日は入学式。
この高校の制服をきちっと着こなし、家族で校門を通り 中へと入っていった。
私と奏は校舎の中へと入り、それぞれのクラスに入って自分の席に着く。
廊下側の前から3番目の席。…名簿順とかでは無いらしい。適当かな。
「流石に奏とはクラス違うよなぁ…」
私は1人で小さく呟き、廊下の方を見た。
その時。
「あははっ!…でさぁ〜」
廊下で数人の友達と楽しそうに喋っていたその人。
その笑顔が、とても素敵だった。元気を貰えるような笑顔…。
そして溶けるような優しい声…。
私がその人を見ていると、その人は視線に気づいたのか私の方を向いた。
「!」
私は顔を赤くした。体も熱く感じる。春なのに、真夏のようだ。
するとその人は、ニコッと笑い その人の友達の方へと顔を戻した。
ドックン
恋に落ちる音がした。
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