記憶を失っても。【完】
ー…

桜「菜ー々っ

早く行こ!」

菜「そうだね
どこにいきたい?」

桜「ん〜、コーヒーショップに行きたい!」

菜「私も行きたいって考えてた!」

桜「行こ!」

数時間後…。
菜「桜、今日家に泊まる?」

桜「え、良いの?」

菜「いーよ!

そのほうが相談聞きやすいしね」

桜「わかった!

今お母さんにRINEするね」

……

桜「菜々〜

良いって〜!」

菜「了解!

じゃあ、行きますか♪」

「うんっ」

ー…

- S I D E 菜 々 香 -

夜、菜々香の部屋にて。

菜「それで、相談って何?」

桜「えっとね…

わ、私ね…陽翔くんが…好き…なの。」

「!?」

私は思わず息を飲んだ。

菜「…なんとなく、そうじゃないかって思ってたよ」

桜「…え?」

桜は思い切り顔を上げた

菜「桜の親友、何年やってたと思っているわけ?

わかるよ。ずっと一緒にいたから」

桜「…そっかぁ」

菜「それに、陽への態度が変わった気がしたからさ」

桜「…そう?」

菜「そうなの!

じゃあさ、今度4人で出かけよ?

私と尚が協力するよ」

桜「ホント!?」

桜は目を輝かせて言った。

菜「ふふっ

もちろん!私が出来る事はなんでもするよ」

桜「ありがと、菜々!」

菜「どういたしまして〜。」

スマホを鞄から出して、RINEを開いた。

菜々『尚』

尚『んー?』

菜『予想通り、桜は陽に恋してるみたい』

尚『あー…。こっちもだ』

菜『マジか。ねぇ、今度いつ空いてる?』

尚『なんで?』

菜『4人でネズミーランドでも行かない?』

尚『ネズミーランド!?行きたい!

でもなんで?』

菜『2人の思い出の場所だからかな』

尚『いいよ。陽翔に空いてる日聞いてみるわ』

菜『ありがとう。

じゃあ、また後でね(^^)/』

菜「桜、今度いつ空いてる?」

桜「んー、基本いつでも空いてるよー?」

菜「おっけい!

じゃあ、私が予定考えとくね」

桜「了解!」

菜「そろそろ寝よっか!」
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