記憶を失っても。【完】

真実

- S I D E 陽 翔 -

ネズミーランドから家に帰ってきた。

尚が泊まりに来た。

陽「先に部屋行ってろ。」

尚「はいはーい」

俺は洗濯物を洗濯機に入れて、部屋に向かった。

陽「お待たせ。」

尚「ねーねー、桜に告った?」

陽「……。」

尚「ほ〜お〜。

告ったんだね〜♪」

陽「…何も言ってないんだけど。」

尚「幼なじみ+親友をなめんなよ。

何年一緒にいると思ってんだよ。」

陽「だよな…。」

わかってても怖いんだけど。

尚「んで、もちろん付き合ったんだよな?」

陽「…あぁ。」

尚「じゃあ、俺はお前に過去の話をしないとな。」

陽「過去…?」

尚「そう、お前の過去。」

そうか。

尚は幼なじみだし、俺の過去を知ってるよな。
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