記憶を失っても。【完】
桜「…っ…私はそんな事言ってないよ?

陽翔くん、何を言ってるの??」

いや、今のは本当の事だ。

何年も桜と一緒にいたし、一瞬だが動揺 していた。

病室に沈黙が流れた。

そんな沈黙を破ったのは、菜々香だった。

菜「…もう止めよ、桜。

こんな事してももう意味が無い。」

皆、菜々香の方を見た。

「どういうことだよ、菜々香。」

俺は問う。

菜「…っ…桜はっ!「もういいよ、菜々香。」

でも…。」

桜「ごめんね、菜々香。

ありがとう。みんなに謝らせて。

ごめんなさい。」


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