愛は惜しみなく与う⑥
戦争に行ってるわけじゃ無いけど…

ここから無事帰って、杏ちゃんを取り戻したら、桜さんに告白しよう


うん。これは俺の中のケジメ


よし



「無謀な気もするけど、朔の意見に賛成するよ」

動かへん時間がもったいない。
それやったら動く!
って杏ちゃんなら言いそうだからね


「慧がそう言うなら仕方ありませんね。朔だけの意気込みではどうにもなりませんけど…4人で頑張りましょう」

おいーー!と新に突っ込む朔

そうだよ


そのために来たんだからね


「泉は潜入できたのかな」

「どうでしょうか。音沙汰がないんでね。連絡がないイコール、中に入れたんではないですかね」


志木さんが言うには、プライベート携帯などは、一日中使用人室に預けて、携帯は仕事用を渡されるらしいから…

見れないのかもしれない


「撃ち殺されてないと良いけど」

「ちょっと朔!縁起でもないこと言わないでよ!!泉は大丈夫に決まってんだろ?」


響は朔の肩をポコスカと叩く

まぁね…
あの東堂財閥だからね…
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