愛は惜しみなく与う⑥
「だーー響、やめろよ!冗談だろ?東堂組の方には、志木さん電話してくれてたじゃんか」

そう
志木さんは泉が出て行ってから、何処かに電話を始めて、その電話の相手が、東堂組の組長だと言っていた

味方になってくれるらしいから
少し心強いよね

そうとなれば


「俺たちもやるべき事をしなきゃ。泉は1人でやってるからね。俺たちも頑張ろうよ」



薔薇の元幹部を集めて欲しいと言うお願い。

志木さん曰く

元幹部達は、それぞれ大学へ行ったり、働いてたりしてるらしい。

志木さんはちゃんと、俺たちがいく事を言ってくれてるのかな?そんな不安にもかられる


なんだか凄く大変そうな気もする…ね

でもやらなきゃね



「時間が勿体ないから、行こう」


スコーピオンが俺達を足止めするってことは、俺たちがくると都合が悪いからだ。
ということは、戦力に見込まれているということ。

害のない奴は放っておけば良いから


だから俺たちは、ここで止まってたらダメだ。
何がなんでも、サトルの思い通りにならないように


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