愛は惜しみなく与う⑥
力のみなもと
----
「あ、朔から電話」
次の日に目覚めて、今日はサトルの家に突撃する日。泉や雄作さんのお陰で、心が穏やかになったからか、よく寝むれた。
そして今隣には泉がいる。
動きにくそうなスーツのジャケットを羽織っている。
「で?電話でたん?」
「ちょうど見てなかった。かけ直す」
朔…怒鳴られそうやな。
みんなあたしの家におるままなんかな。待っててくれてるんかな
朝から母上には、冬馬にパーティーの時までに話したいことが出来たと伝えた。
母上は結婚や誕生日会に前向きなのが嬉しいのか、快く承諾してくれる。
ま、サトルが家にいるか知らんけどな?おらんかったら待たせてもらうだけの話や。
そして昨日の功績なのか、泉はみんなから是非ともあたしの護衛にと、頼まなくても勝手に抜粋されたらしい。
手間が省けたな
隣の泉がリダイヤルボタンを押して少し待つと、朔と電話がつながった
『もしもし!生きてっか?』
久しぶりに感じる朔の声。1週間くらい会ってないからな。懐かしく思えてしまう。
「あ、朔から電話」
次の日に目覚めて、今日はサトルの家に突撃する日。泉や雄作さんのお陰で、心が穏やかになったからか、よく寝むれた。
そして今隣には泉がいる。
動きにくそうなスーツのジャケットを羽織っている。
「で?電話でたん?」
「ちょうど見てなかった。かけ直す」
朔…怒鳴られそうやな。
みんなあたしの家におるままなんかな。待っててくれてるんかな
朝から母上には、冬馬にパーティーの時までに話したいことが出来たと伝えた。
母上は結婚や誕生日会に前向きなのが嬉しいのか、快く承諾してくれる。
ま、サトルが家にいるか知らんけどな?おらんかったら待たせてもらうだけの話や。
そして昨日の功績なのか、泉はみんなから是非ともあたしの護衛にと、頼まなくても勝手に抜粋されたらしい。
手間が省けたな
隣の泉がリダイヤルボタンを押して少し待つと、朔と電話がつながった
『もしもし!生きてっか?』
久しぶりに感じる朔の声。1週間くらい会ってないからな。懐かしく思えてしまう。