愛は惜しみなく与う⑥
「ばーか!俺は今年で25やで?おじさんじゃない!嬢が中学生の頃から、好きだって言ってるのに、全然つたわらへんねん!」
……はぁ
もう変な奴多すぎて突っ込み疲れだ。
昴さん達も苦笑い
「今から割と真剣に取り組む事があるんで、そろそろ緊張感持ちませんか?油断していい事ないと思いますけど」
見かねた新が、やいやい騒ぐ間に入ってくれる。うん。お前が1番大人だよ
新に言われて信長さんも、了解!と笑った。
志木さんがここを離れて10分くらい経っただろうか。
信長さんの携帯に電話がくる
返事だけして信長さんは電話を切った
「よし。ある程度制圧完了。俺らの出番だ。いくぞ」
いよいよだ
信長さんの後をついて、静かな学校の敷地に入る
よくある普通の学校
ここに
杏を救えるかも知れない物がある
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