愛は惜しみなく与う⑥
秘密の部屋
まったく!!!
どこ行ったんだよ…
志木さんと電話をしていて、サトルの話をしていたら、杏が近くに来てるのに気づかなかった。
会話を聞かれて…
杏が走っていったんだけど…
「広すぎてどこに行けばいいかわからねぇ」
元々、東堂組の家から出て、ひろーい庭で志木さんと電話してた。
気配を消した杏は、卑怯だ。
気付くわけない
そしてそのまま、東堂の屋敷の方へ走っていったんだけど…
俺は杏の部屋までのルートしか覚えてない。
冷静になって戻ってくるのを待とうかとも思ったけど、あの感じじゃ無理そうだ。
やれやれ
朝から忙しい日だな
何があっても味方なのに
屋敷の方へ向かえば、色々声をかけられる。山元組とやり合ってから、勝手に馴染んでしまった。
「あら、急いでどうしたんですか?」
お手伝いさん!って格好をした女が、庭を掃除していて声をかけられた。
きっと、杏をみてるよな
「あ、杏…じゃなかった。鈴はどこへ?」
ほんと、面倒だな
様付けするのも忘れた
どこ行ったんだよ…
志木さんと電話をしていて、サトルの話をしていたら、杏が近くに来てるのに気づかなかった。
会話を聞かれて…
杏が走っていったんだけど…
「広すぎてどこに行けばいいかわからねぇ」
元々、東堂組の家から出て、ひろーい庭で志木さんと電話してた。
気配を消した杏は、卑怯だ。
気付くわけない
そしてそのまま、東堂の屋敷の方へ走っていったんだけど…
俺は杏の部屋までのルートしか覚えてない。
冷静になって戻ってくるのを待とうかとも思ったけど、あの感じじゃ無理そうだ。
やれやれ
朝から忙しい日だな
何があっても味方なのに
屋敷の方へ向かえば、色々声をかけられる。山元組とやり合ってから、勝手に馴染んでしまった。
「あら、急いでどうしたんですか?」
お手伝いさん!って格好をした女が、庭を掃除していて声をかけられた。
きっと、杏をみてるよな
「あ、杏…じゃなかった。鈴はどこへ?」
ほんと、面倒だな
様付けするのも忘れた