愛は惜しみなく与う⑥
でもずっと言いたかった
騙してたこと謝りたかった
それでもこうやって、迎えにきてくれるみんなに、ありがとうって伝えたかった。
これからがあるなら
みんなで北蓮見を卒業したいなって思うから
あたしのすぐそばに居た朔は、泣きながら馬鹿野郎と言ってる。ははは
変な顔
「泣きすぎてブサイクやで?」
「お前だって、鼻水垂れてんぞ!きたねーな!」
「うっさいねん!つけんぞ、鼻水」
「ば!!!近寄んな!!」
ははは
もう、やめてよな
嬉し泣きかな、これは
「さっさと終わらせて、帰るぞ」
そう泉が笑った
はぁ
少し離れたところにいる志木を見れば、にこりと微笑んでいた。
困ったなぁ
みんなを置いていけへんな
つられて響も泣き出すからさ、ほんまに…
全員が愛おしいわ
そんなムードの中で
志木の携帯の音が鳴り響いた
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騙してたこと謝りたかった
それでもこうやって、迎えにきてくれるみんなに、ありがとうって伝えたかった。
これからがあるなら
みんなで北蓮見を卒業したいなって思うから
あたしのすぐそばに居た朔は、泣きながら馬鹿野郎と言ってる。ははは
変な顔
「泣きすぎてブサイクやで?」
「お前だって、鼻水垂れてんぞ!きたねーな!」
「うっさいねん!つけんぞ、鼻水」
「ば!!!近寄んな!!」
ははは
もう、やめてよな
嬉し泣きかな、これは
「さっさと終わらせて、帰るぞ」
そう泉が笑った
はぁ
少し離れたところにいる志木を見れば、にこりと微笑んでいた。
困ったなぁ
みんなを置いていけへんな
つられて響も泣き出すからさ、ほんまに…
全員が愛おしいわ
そんなムードの中で
志木の携帯の音が鳴り響いた
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