大嫌いなアイツ〜幼馴染は今日も私を〜
夕暮れと救世主
夕暮れと救世主


『夕方なら空いてる!いつもの神社の前で。覚えてるか?』


次の日。朝起きると中々返ってこなかった返事が返ってきていて、私はホッとする。


いつもの神社。覚えてるよ。

私がいっぱい泣いて、いっぱい助けられたあの場所。


あぁ…テスト前なのに何やってるんだろうな。

でも考えたら離れられなくなったから、少しだけ。


私が、中学2年生の初めの頃。

その頃にはもう私はアイツに、零に少し嫌悪感を持っていて、家にも滅多に遊びに行かなくなっていた。


それと同時に私には、彼氏ができて。


友達にはやし立てられて付き合ったけれど、実際のところ両思いだったし、私はその彼氏のことが大好きだった。
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