大嫌いなアイツ〜幼馴染は今日も私を〜
俺とアイツ
俺とアイツ


俺、高田零(タカタレイ)は、この世で誰にも負けないくらいに嫌われている人が1人だけ存在する。


「好きだよ」


俺は今、そいつの親友から告白されているわけだが……。


「それはギャグか何か?」

「ひっどいなぁ。告白がギャグってそんな罰ゲームみたいなことある?」


「お前は何かとアイツと仲を取り持とうとしてきたから……というか、そんな堂々と告白してくるやつ初めて見た」


俺の幼馴染、清華の親友、有浜瑞樹は何かとアイツのいないところで、俺に話しかけてくる。

大体その内容は清華のこと。清華と仲直りするつもりがないのかとか、清華のことを俺は嫌いなのか、とか。


俺には興味がないのかと思っていた。
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