【完】じれったい恋愛~激甘同級生は私の旦那さま!

『俺も。陽子に会いたくて堪らない時がよくあるよ。そんな時は、あぁ、陽子と一緒に暮らしたいなぁ、って思う』


『私たち、また以心伝心、だね(笑)』


私たちは見つめ合い、お互いの気持ちが同じたったことを喜んだ。


『本当はプロポーズしよう!って考えた時に、同棲することも考えたんだ。
でも、大切な陽子を、大事に育ててきてくれたご両親のことを考えると、やっぱり籍も入れずに一緒に暮らすのは心配されるんじゃないかなって思った。
それなら、自分はいつか陽子と結婚する!って、気持ちが固まってたから、思いきってプロポーズしよう!って思ったんだ』


こんなにも優しくて、私の両親のことまで考えてくれてる彼。

私もけんちゃんと一緒に暮らせたらな…なんて思ってたけど、自分の両親は彼のいう通り、同棲することにはきっと反対するんだと思う。
籍も入れずに、一緒に暮らすのは宜しくない、と…。少し、古い考えも持ってるから…。
一緒に暮らすならきちんと籍を入れてからにしなさい!って言いそうだよ…。


そんな私の両親の事を、よく分かってるんだな、けんちゃんは。すごいな、と思った。

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