【完】じれったい恋愛~激甘同級生は私の旦那さま!
*彼のかわいい一面*
でも、やっぱり気になる中島君。
一人で来店した彼は、きっと手持ちぶさただろうな。
話し相手をしたいけど、私は今は仕事中。
上司や先輩の目、他のお客様の目もあるため、彼のところへ行けるのは注文のものをテーブルに持っていく時だ。
彼を気にしながら立っていると、そこへ同期の田中君がきた。
『お疲れさま!
あれ?何かにやにやしてない?良いことでもあった?』
鋭い!っていうか、私ったら、にやにやしちゃってたんだ…。
『うん、ちょっとね(笑)』
『えっ?なになに?何があった?』
『それは……内緒!』
『え~!教えてよ』
こんな風に、田中君にからかわれながら話をしていた。