一生ものの恋をあなたと
身長が高い方なので、ヒールは控えめのミュールを履く。

振袖から比べると、開放感がすごい!


「やぁ!
着替えたんだね!
そのドレス、すごく似合っているよ。
愛は年々綺麗になるなぁ。」

「櫂人くん!有難う。
このドレス、美央が選んでくれたの。
振袖、やっと脱げたよ〜。
ドレスってラクだわ!」

「振袖も綺麗だったけどね。
8月にはちょっとキツイね。
重くて暑そうだった。」

「うん!重くて暑かった。
さあ!身軽になったから、何でも言って?
お手伝いします。」

「でも…愛、友達と話したいんじゃないか?」

櫂人くん、気を遣ってくれてるんだな。

「全然いいの。
披露宴で散々お話したから。
親族席じゃなくて、友人席にしてもらったからね。」

「そっか。
じゃあ…ビンゴの読み上げと、クイズも読み上げしてくれる?
それは台本があるから。
俺が総合司会みたいな感じかな。」

「了解!
ねぇ櫂人くん、私の職業知ってる?」

「ん?当たり前じゃないか。
なんで?」

「目の前の人達、園児だと思ったら、
アドリブも平気。
これでも結構前に立つのは慣れてるのよ?」

「ハハ!
園児か。それはいい。
よし。頼りにしてるよ!愛先生。」



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