一生ものの恋をあなたと
「まぁ。
しっかりした奥様ですわね。
本当に、その通りでございます。
それに…どうしても遠慮してしまって、選びにくいですよね？
ただ、朝倉様の“良いものを贈りたい”と言うお気持ちもわかりますわ。
いかがでしょう。
ここは朝倉様が奥様に1番お似合いになると思われるものを選ばれて、奥様はサプライズ的にお受け取りになるというのは。」

「いや、それだと、愛の欲しいものじゃないかもしれないじゃないか…」

「そうでしょうか？
プレゼントって、愛する方から頂くものは、嬉しいものですよ？
ましてや、自分のために一生懸命選んでくださった物なら尚更。
…ね？奥様。」

「はい！
そりゃあ嬉しいですよ〜！
これだって、すっごく嬉しかったもん。」

「あら、朝倉様が選ばれたのかしら。
さすがだわ。
奥様のお肌には、イエローゴールドよりプラチナの方がお似合いです。
ちゃんとわかってらっしゃる！
…お任せして、大丈夫ですわね？」

「えぇー！」

見捨てられた！って感じだなぁ…蓮。

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