一生ものの恋をあなたと
「すごい!
…ちょっと、違う意味でドキドキしてるよ!
こんなところ、自分が入るなんて想像もしなかったから…。
わ! アメニティ、いろいろ揃ってる!」

「愛……」

私のワクワクに、少し呆れ気味の蓮。
緊張してると、ついついお喋りになってしまう。
私の悪いクセだ。

「あ、ご、ごめんなさい…。
ちょっと…緊張してるかな……。」

「…愛、こっち来て。」

あー、もう逃げられないっ!
いや、逃げるつもりはないんだけど……

蓮が私の腕引いてベッドへ導く。
私の手を掴んだと思ったら、蓮の胸に当てる。
……心臓の音が聞こえそう…

「……わかる?
俺も、緊張してる。」

「う、うん。ホントだね。

………蓮…私、蓮ならいいよ。
これは、私の一生ものの恋だと思う。
蓮が好き。
蓮が大好き。
蓮が大事なの……」

「愛…‼︎
俺もだ。
俺も一生、愛だけだ!」

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