一生ものの恋をあなたと
クリスマスは、カトリックにとって大事な日だと俺もわかっていた。
だから、邪魔にならないようにこっそり、聖歌隊コンサートも観に行った。
愛のソロは最高だった。
まさに天使の歌声だ。
こんな風に、好きな人の澄んだ歌声を聴きながらクリスマスを過ごすのも悪くない、いや、最高のクリスマスなんじゃないかと思った。
クリスマスから1日遅れで、俺達は会うことになっていた。
そこで俺は、1日遅れのクリスマスプレゼントを用意することにした。
何の知識もない俺は、スマホの検索ワードに
“プレゼント” “彼女” “高校生”
と入れてググっていた。
すると、たまたま実家に立ち寄っていた兄に見つかってしまい、散々つっこまれる羽目になった。
「蓮! 今から出かけるぞ!」
「…は? どこに⁇」
「プレゼント選び、兄ちゃんが付き合ってやる。」
「…マジか…。」
兄は言い出したら聞かない。
猪突猛進型の人間だ。
その分、裏表もないので、言葉遣いはキツイが、人に好かれやすい。
朝倉を継ぐ資質には恵まれていると思う。
でも内心、兄が付き合ってくれるとわかり、ホッとしたのは内緒の話だ。
1人でジュエリーショップになんて、入れなかったと思う。
だから、邪魔にならないようにこっそり、聖歌隊コンサートも観に行った。
愛のソロは最高だった。
まさに天使の歌声だ。
こんな風に、好きな人の澄んだ歌声を聴きながらクリスマスを過ごすのも悪くない、いや、最高のクリスマスなんじゃないかと思った。
クリスマスから1日遅れで、俺達は会うことになっていた。
そこで俺は、1日遅れのクリスマスプレゼントを用意することにした。
何の知識もない俺は、スマホの検索ワードに
“プレゼント” “彼女” “高校生”
と入れてググっていた。
すると、たまたま実家に立ち寄っていた兄に見つかってしまい、散々つっこまれる羽目になった。
「蓮! 今から出かけるぞ!」
「…は? どこに⁇」
「プレゼント選び、兄ちゃんが付き合ってやる。」
「…マジか…。」
兄は言い出したら聞かない。
猪突猛進型の人間だ。
その分、裏表もないので、言葉遣いはキツイが、人に好かれやすい。
朝倉を継ぐ資質には恵まれていると思う。
でも内心、兄が付き合ってくれるとわかり、ホッとしたのは内緒の話だ。
1人でジュエリーショップになんて、入れなかったと思う。