一生ものの恋をあなたと
『もちろん、反対してたわよ?
でも、2ヶ月だけのことだったのよ〜。
長く続けるつもりなかったし。』

『大人気だったんだ。
海外からの客にもこの語学力活かしてさ。』

たしかに、日本のサブカルは海外で大人気だ。
メイド喫茶にも、外国人が多い。

『…斎…
コスプレ好きだったんですね…。」

『ハハハ…俺のは師匠がいてさ〜。
聖くんの弟の誠は会った事あるか?』

聖くんって、雅さんの旦那さん。
いや、愛のお兄さんだ。
…と言うことは、愛の次兄か⁇

『…まだお会いしたことはありません。』

『雅さんの義弟さんね?』

『そうそう。
誠は俺より2つ上だから、歳が近くて。
昔から聖くんより仲が良いんだ。
誠がコスプレ好きなんだよ。
製薬会社の研究所勤務で、まあ、いわゆるオタクなんだ。
そいつの影響。』

愛の次兄がオタク⁉︎

『そうなんですか…。』

『美央も、結構ノリノリなんだ。
アイツは可愛いからな〜。
何着せても似合う。
灯里もかなりのもんなんだぞ。
コスプレ向きの体型だからな。』

『ハイハイ。そこまで。
じゃあ、次、申周明に会う時、私の話をしてみて。
それで良い流れになることを祈ってるわ。
ま、あなた達、とても合いそうよ?』

『ああ!
楽しみになってきたぞ〜!』



色々、話を聞いているだけで、俺的にはいっぱいいっぱいだった…。






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