【紙コミックス①巻11/8発売②巻12/6発売✨】鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛

　言い訳に聞こえるかもしれないけれど、その言葉は、好きでも何でもない鬼畜に、こんなにも感じてしまっているという事実に戸惑うあまり、もう何も考えたくない、という、気持ちの表れだったに違いない。

　それを聞いた鬼畜の熱くて立派な昂ぶりが私のナカで、一際大きく波打つような感触がして、質量を増したその様がダイレクトに伝わってきたと同時に、ナカがキュンと切ないぐらいに疼いた時には……。

「あーもー、侑李さんは本当にズルいですね？　僕をここまで煽ったんですから、お望み通り、ムチャクチャにして差し上げます。覚悟してください」

　余裕を取り戻していた筈が、たちまち余裕なさげな苦し気な声音を放った鬼畜によって、腰を引かれた次の瞬間には、最奥まで抉られてしまっていて。

「ーーやぁ……あっ……はぁんッ！？」

　途端に、最奥から途轍もない快感がせり上がってきて、感電でもしてしまったかのように身体がビクビクンッと震え上がった。

　同時に、鬼畜が腰を打ち付けるたびに厭らしい水音と私の嬌声とが辺りに響き渡ってゆく。

　最初は慣らすためだろうか、鬼畜の緩やかだった抜き差しが、徐々にその速さを増して、抽送はみるみる激しさを増してゆくのだった。