【紙コミックス①巻11/8発売②巻12/6発売✨】鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛
その声にギュッと胸を締めつけられた私が隼の顔を見やった刹那、見る間に無表情を決め込んだ隼に冷たい眼差しで冷ややかに見据えられ。
さっきまでのシュンとした声音とは違った淡々とした冷ややかな声音で、
「さぁ、速く」
促されてしまった私は、あたかも何かに操られるようにして、隼の熱い立派な昂ぶりを手で支え、その上にゆっくり跨るとそのまま腰を深く沈めていた。
自分の身体の重みの所為で、一気に隼と深く繋がりあった刹那。
「……んっ、んぅ……はぁんッ!?」
あまりの気持ち良さに危うくプツリと意識を手放しそうになった私は、正面の隼の身体にしがみついたままクタリとしなだれかかってしまっていた。
そんな私の身体を隼がぎゅうっと抱き竦めるようにしてしっかりと抱き寄せてくれた直後。
「毎回、僕を受け入れただけでイッちゃうなんて、本当に侑李さんは可愛らしいですね? 約束通り、たっぷりご褒美を上げますね」
甘やかな声音で耳元に囁きかけてきた隼は、言葉通りに、私のことを労うようにして、ご褒美である隼の甘やかなキスが私の唇だけでなく顔や身体の至るところに降り注いだ。
慣らしているのか、少し時間を置いて、腰をゆっくりと揺らし始めた隼によって、与えられる甘やかな快感に身も心もとろとろに蕩かされて。
ぼんやりとした意識の中で、私は隼の甘やかなキスに酔いしれてうっとりとしていることしかできないでいる。