【紙コミックス①巻11/8発売②巻12/6発売✨】鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛
口にした本人がビックリしちゃうくらい、変態チックなことをいきなり言ったものだから、それを聞かされた隼にしたって、同じだったに違いない。
ついさっきまで、王子様然とした優しい表情をしていた隼は、ピッキーンと音がしそうなほど固まってしまっている。
引かれたんじゃないよね? ただ驚いてるだけだよね? とは思いつつも、反応のない隼の様子に不安だけが募っていく。
ーーもうイヤだ。今すぐ消え去ってしまいたい。
そう思っても、当然消えることなんてできる訳もなく。なんとかこの状況を切り抜けるしかない。
ーーもうこうなったらヤケクソだ。勢いで乗り切ってしまえ。
隼にドン引きされてしまうのが怖くて、フリーズ状態の隼が我を取り戻す前に、隼の身体をソファに押し倒した。
そして私は、
「もうッ、何? その反応ッ! 私がせっかく隼が喜びそうなプレイに付き合ってあげようとしてるのに、全部無駄にする気? それに、ほら。こんな思い切った下着まで用意したんだから、速くイジメなさいよッ?!」
勢い任せに言い放ち、身に着けているニットワンピースを脱ぎ捨てると。
胸元を刺繍で隠しただけの淡いピンクのシースルーのスケスケなベビードールにティーバック姿という、なんとも恥ずかしすぎる格好で、組み敷いた隼のことを見下ろす体勢へと持ち込んだのだった。