【紙コミックス①巻11/8発売②巻12/6発売✨】鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛
とうとう辿り着いた、もうこれ以上に潤いようがないほど、熱い蜜で艶かしく濡れそぼった核心を指先で軽く弾かれただけで。私の全身には、あたかもビリビリと電流でも流されたかのような衝撃が駆け巡った。
隼の逞しい腕の中、背中を反らした私の身体は、どうやら軽く達したようで。ビクビクッと弓なりにしなって、身悶えるようにぷるぷると粟立ち続けている。
そんな私のことをキスから解放した隼が愛おしそうにギュッと抱きしめてくれている。
そうして私の耳元を擽るようにして唇を寄せてきて、甘やかな声音で囁きかけてくる。
「ちょっと触れただけでイッちゃうなんて可愛すぎです。そんな可愛い姿見せられたら……もう、今にもイッちゃいそうです。今から侑李に僕の全部をあげますから受けとってくださいね」
隼の切羽詰まった切な気な声音が最後にほわりと蕩けるような一層甘い音色を奏でた。
その音色は、未だ達した余韻で粟立ち続けている私の鼓膜までも甘く切なく震わせる。
隼が与えてくれる全てのものが、あたかも媚薬のように作用して、私の身も心も何もかもすべてを余すことなく、甘くとろっとろに蕩けさせていく。
なんだか幸せな夢の中をふわふわと漂っているかのような、なんともいえない幸せな心地だ。