【紙コミックス①巻11/8発売②巻12/6発売✨】鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛

　そんな私の身体を尚もギュッと掻き抱くようにして抱き竦めた隼。

　隼は私のことをほわりと優しく宥めるかのように甘い甘いキスを降らせつつ、とろっとろに蕩けた泥濘にズクンッと一気に熱くて硬い立派な昂りを深く深く押し進めた。その刹那。

「ーーんんっ、ぁ、……はぁッ……んぅ！」
「……くッ……はぁッ!?」

　隼と交わしていた甘い甘いキスが数刹那途切れて、代わりに隼の艶かしくも荒々しい吐息と私の嬌声とが、ふたりの唇の隙間から零れ落ちていく。

　隼と身も心も深いところでも繋がりあえた所為と、焦らしに焦らされた上に軽く達したばかりだったことで、いつも薄い膜越しで感じていた時とは比べ物にならないほどの凄まじい快感に、私は限界まで一気に押し上げられてしまっていた。

　隼を受け入れただけで派手に達した私の眼前で、夥しい閃光が弾け飛んだ。

　熱く滾るように熱せられたふたりの結合部分からは、夥しい飛沫が迸り続けている。

　あたかも隼のことを自分のナカに取り込もうとでもするかのように強く締め付け続けていて。

　その都度、私のナカの隼の熱くて硬い立派な昂ぶりが、生き物のようにドクドクと脈打ち、再奥に熱い迸りを放ち続ける。

「……ゆう、り……」
「……はや、と……」

　達した余韻の中でふわふわと漂いながら、互いの愛を刻み込むかのように溶け合うように交わりあった互いの身体をきつく抱きしめあい。

　互いの名前を譫言のように幾度も幾度も紡ぎあっていて。

　こうしてこのまま隼と溶け合ってひとつになれたらいいのに。そう希っていたのだった。