【紙コミックス①巻11/8発売②巻12/6発売✨】鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛
どうせイカされるんだから、ジタバタしたってしょうがない。速いとこイカせて、楽にしてほしいくらいだし。
なにより隼が欲しく欲しくどうしようもないんだから。こんなところでスットプされても困るし。
なんてことを意識の片隅で呟いていた私の涙まみれの霞んだ視界には隼が再び足の裂け目へと顔を埋めようとしている姿がぼんやりと映し出されている。
その刹那、再び花芽に口づけてきた隼。
同時に隼の指が、もう洪水状態であろう泥濘へと射し込まれた感触がした。
……次の瞬間には、もの凄いスピードで抽挿を繰り出されて、ものの見事に一瞬意識が途絶えてしまうのだった。
その時に放った自分の悲鳴のような嬌声をどこか遠くに感じながら身体を仰け反らせた直後、私はぐったりと弛緩していて。
そこへ、私の身体にのしかかってきた隼の逞しい腕に包み込むようにして優しく抱きすくめながらに、耳元で。
「侑李がこうして僕の愛撫で感じて、達する姿を見ていると、どうしようもなく興奮して、こんなにも反応を示してしまいます。こんな風に興奮するのも、こんなにも大きな反応を見せるのも侑李が初めてです。だから、僕の初めては全部全部侑李だけのものなんです。
どんな侑李の姿も可愛く見えてしまっている僕には、どんな侑李も全部全部愛おしくてたまらないんです。侑李の身体のどこもかしこも全部全部愛おしくてたまらないんです。それだけ愛してるってこと、分かって頂けましたか?」
なんとも甘やかな声音で優しく囁きかけてきた隼の言葉に、軽く達した余韻で呆けてしまっていたはずの私の目元も胸もじんわりと熱くなってしまうのだった。
隼への想いが際限なく溢れてきて、胸はもういっぱいで。
いてもたってもいられなくなってしまった私の口からは、返事に続いて、お強請りの言葉までもが飛び出していた。
「うん、よく分かった。私も。初キスも、元彼も、私にとっては黒歴史でしかない。だって、キスやセックスが幸せなことだっていうのも、初恋だって、全部全部隼が教えてくれたんだから。もう、隼が好きすぎて、先週、生理がきたとき、メチャクチャがっかりしちゃってたくらいだもん。ねぇ、隼、今日も避妊なしで抱いて欲しい。ダメ?」