【紙コミックス①巻11/8発売②巻12/6発売✨】鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛
その様をうっとりと恍惚の表情を浮かべた隼が円らな瞳を眇めて見下ろしてくる。
それだけで下腹部がキュンと切なく疼いて、とろりとした蜜が零れ落ちていく。
それをいつのまにか足の裂け目に手を這わしていた隼の手が探るようになぞる感触がして。
「侑李は、僕に視姦されてるだけでこんなになっちゃうんだ。なら、もう慣らさなくてもいいよね?」
耳元では、わざとらしく、『視姦』なんて言葉を交えて、私の羞恥をことごとく煽ってくる。
その隼の匂い立つような雄の色香を孕んだ視線と甘やかな声音に、また反応を示してしまう私の身体は、その先の甘やかな快感を期待して、小刻みに震え上がってしまうのだった。
ついさっきまで羞恥に苛まれていたというのに……。
ーー早く隼自身で満たして欲しい。
いつしか頭の中では、そのことだけで満たされてしまっているのだった。
当然そうしむけているのだろう隼がそのことに気づかないはずがない。
案の定、隼は尚も羞恥を煽るように、耳元に甘やかな声音で囁きかけてきた。
「そんなに期待しちゃって、可愛いなぁ。もう僕も限界だから、今すぐたっぷり満たしてあげるね?」
その声に、また私の身体が呼応するかのように、小刻みに打ち震える。
そうして最後に、トドメとばかりに、とびきり甘やかな声音で、
「愛してるよ、侑李」
愛を囁きかけてくると同時、なんとも甘やかな口づけを降らせてくる。
その合間にも、掌ではしっかりと胸を捉えていて、やわやわと揉みしだいている。
隼の愛撫と甘やかな口づけとにうっとりと恍惚の表情を浮かべて翻弄されていた私の下腹部には、滾るように熱く昂ぶった隼自身が勢いよく穿たれていた。
「……ひゃっ……あぁんッ!?」
甘やかなキスの合間に漏れ出た甘ったるい矯正が辺りに木霊して鼓膜をも打ち震わす。
溢れかえった蜜のお陰で、いつにも増して誇張した隼の昂りも難なく受け入れていた。
その快感は凄まじいもので、一瞬で高みへと押し上げられてしまうのだった。
次に意識を取り戻したときには、隼に下腹部を満たされたままの状態で、逞しい隼の胸にしっかりと抱き寄せられていた。
呆気なく達してしまった余韻なのか、隼の腕の中があまりにも心地よくて、隼の胸に頬を擦りつけるようにして抱きつけば。
「今日の侑李、可愛すぎ。そんなに僕に抱き潰されたいの?」
隼は、私のことを僅かに自分の胸から引き剥がして、意地悪な言葉で問いかけてくる。
余裕ぶっている言葉とは裏腹に、隼の表情には余裕が一切感じられない。
そんな余裕のない隼のことがどうしようもなく愛おしく思えて、ナカを満たしたままの隼自身を私は無意識に締め付けてしまうのだった。
するとナカを満たしたままでいる隼自身も、私に応えるようにして大きく拍動して、それがまた愛おしいと想う気持ちまでをも高めていくのだった。