【紙コミックス①巻11/8発売②巻12/6発売✨】鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛
――なっ、何が、『無理矢理というのは気がひけます』よっ!
『業務命令』なんて言ってきて、私がそれに従わざるを得なくしてるのはアンタじゃないのよっ!
――前言撤回、こんな鬼畜に辱められるくらいなら、”不感症”のままで上等。
さっき、不覚にも、鬼畜にときめいちゃったのも、鬼畜の愛撫に感じちゃったのも、お酒に酔ってるのと、こういうことにご無沙汰だったからに違いない。
ーーこんな鬼畜と私が同類の筈がない。
きっと、羞恥で真っ赤になってしまっているだろう顔を、腹の底からふつふつと湧き立つ怒りでも、これまで以上に赤く染めながら、容赦ない言葉を放ってきた鬼畜のことを、殺意交じりの鋭い視線で睨みつけているのだけれど……。
どういう訳か、鬼畜の冷たい眼差しで冷ややかに見下ろされている私の身体は、心とは裏腹に言うことを聞いてくれそうにない。
そればかりか、鬼畜の呼吸に合わせて、露わになってしまっている秘所に熱い吐息が触れてしまうたびに。
下腹部の奥深くがキュンとなって、それに伴うようにして、蜜口からジュンと蜜が滲み出るような感触に襲われるから堪らない。
そして、それらを、吐息のかかる間近から、秘所を通して、私の顔を見据えたままで逸らそうともしない鬼畜にも、ありありと見られているのかと思うと。
余計に羞恥が煽られてしまい、恥ずかしくて堪らないというのに、私の意志に反して、やっぱり下腹部の奥の方が疼いて。
とうとうとろりとした蜜がくぷりと溢れて、厭らしく涎を垂らすように零れ落ちてゆく。